本当のところはどうなの?のブログ

本当のところはどうなの???

偶然と必然の境はどうなっているのか?

ここでは何度も偶然というものはない、すべて必然であるということを申し上げてきました。
 
現代人の多くは、あるところまでは必然だけれどそれ以上は偶然であるという考え方だと思います。
もちろん皆哲学的思考ではないのでそれ以上深く考えることはないでしょう。
 
このあるところまでは「必然」というのはいったいどういうことなのでしょう。
必然というのは規則性があるということ、法則に則り出来事が起こるということでしょう。
したがって既知の法則に則っていれば必然になりますし、既知ではない法則であれば偶然になってしまう可能性があると考えられます。
法則に気付く人間というのは進化の過程に起こるものなので現代よりも昔の人達にとっては出来事の偶然性はより多かったと考えられます。
人類が論理的思考を取るにしたがって出来事の偶然性は低くなってきたのでした。
そしてこれからの人類も意識を進化させればさせるほど偶然というのが本当は理解の無さから起こっているものだということに気付くと思います。
 
このような考えにたてば、偶然というのは理解の無さを計る尺度であり、必然というのは理解を計る尺度になっていると考えられます。
 
意識の進化とともに偶然と言われる出来事が減っていき、最終的にはすべてが必然であることを理解する。
このとき出来事というのは、すべて自分自身で起こしているものだと気付くことが出来るでしょう。
すべては意識の進化のために起こっているということも。。。