人間は働かなければならないという常識がある。
そのために人間は「働くこと」が目的だと思ってしまっている。
実は働くことが目的ではない。
偉くなることも目的ではない（自分には才能もないですけど）。
働かなければいけないというのも実は洗脳である。
食べなければならない。
寝なければならない。
これらも洗脳と言えば洗脳である。
それは働くということを通して様々な機会を得ることが目的になっている。
機会とは「本当の自分」を表す機会のことだ。
これをまだ霊性のない人に言っても全然わからないのだけれども、ある程度魂に目覚めた人に言えば直ぐに納得できることなのである。
「本当の自分」とは今思っている自分というものも進化して変化していくということである。
肉体が死んでも真実だけは死んだりしない。
その真実が本当の自分なのである。
機会が多ければ多いほど「自分」を知る機会も増えていく。
これは何も機会がなければ自分を知る機会もない、ということも言えると思う。
たくさんの機会を作り出すもの、それが仕事である。
霊性が上がれば上がるほど困難な状況は増えてくる。
仕事が成功することが目的ではない。それはあくまでも道具なのだ。
仕事だけではない。
恋愛でも同じことだ。
すべての出来事は真の「自分」すなわち魂が選択しているということを忘れてはならない。
今この時点でも自分が何なのかを決めているのは自分以外何ものでもない。
仕事ではたくさんの嫌なことがあるだろう。
今の世の中では魂を表す機会というよりも、騙してでも金銭を手に入れる機会の方が優先されているので益々真実を見い出すことが難しくなってきている。
しかしそれを選んでいるのは実は自分の魂なのだ。
そういう見方をすれば、一瞬一瞬が「今、この状況で自分は何を選択すればいいのか？」という問い掛けをするのが1番いい方法なのだ。それを一瞬一種やらなければいけない。べつにやらなくてもいいが、より進化したいのであれば、そうした方がいい。
たくさんの人が職場の人の悪口を言うだろう。
でも今自分が受けている嫌なことは過去の自分が行ってきたことであり、何よりも進んでその状況を選んだ魂の意図を酌む必要もある。
神は仕事で成功することなど望んでいない。まして偉くなることも望んでいない。
神は本当の自分自身を表すことを望んでいる。
我々の本当の自分自身が表される時、神は表される。
