生命は生きたり、死んだり。
でも魂は変わらない。
魂は死を経験したり、産まれて来たり、ずっと主人公だ。
だから魂にとっては人間の考えるような何もかも無くなってしまう様な「死」は存在しない。
魂にとっては冬寒いときに服を着たり、夏暑いときに服を脱いだり、その時が来れば当然のことをしているだけだろう。
生命のすべての目的は本当の自分は何者なのか?ということを知ること。
でも神は無限でもあるので本当は答なんかないんだよ。
そこで無限とはいったいどういうことか?ってことで、自分の小さな部分を作りそのそれぞれに物事を決めさせた。
「決める」っていうことは、何かを「固定化」することで、本当は宇宙には固定してるものはないんだけど、そうすることによって表現することが出来るようになる。
動いているものを止めることによってその物を見ることが出来るようになるのと同じように対象を決めることによってひとつの対象として捉え表現することが出来る。
他の人とのコミュニケーションも取れるようになる。
それともうひとつ、何かを決めたら、自分もまたそれによって「決められる」。
こうすることによって「自分」が何者なのか?という問いに答えていくことになる。
何かを決めれば決めるほど自分という存在はどんどん制限され身動きが取れなくなっていく。
これが今の人間の姿だ。