本当のところはどうなの?のブログ

本当のところはどうなの???

真理って。。。

真理を伝えることは難しい。
真理そのものは無のような空のようなものだから。
昔からたとえ話を使って何とか説明が試みられています。

「行く川の流れは絶えずして。。。」
この前も説明したけど、人間が知覚できるものはすべてエネルギーの流れの中にあるもの。
エネルギーとは的確に言えば「変化」ということ。

これも以前に説明したけど、「岩」は一見動いていないように見える。
しかしそれを構成している原子や電子は「岩」の状態を維持し続けようと絶え間なく動いている。

これは「川」についても同様だ。
「川」を構成している水は絶え間なく動き、「川」を維持している。
しかも同じ水分子で構成しているわけでもない。
真理は同じものは2個存在しないと言うだろう。

何を言いたいかと言うと、「川」にしろ「岩」にしろ、あるいはお金にしろ人間が特定するすべてのものに対し、同じことが言えるということ。
それはある特定の事象(川とか岩とかその他もろもろのもの)の性質を維持しているのは、それを構成している原子や電子、あるいはもっと小さな粒子---エネルギーの流れが維持されているということ。そしてその原子や電子の性質を維持しているさらに微小なエネルギー(これを何と呼ぶかは知らないが。。。)もまた同様のことが言える。原子や電子もその性質を維持しようとするさらに微細なエネルギーの流れによって成り立っているのです。この関係には終わりはない。物質が大きくても小さくても目に見えても目に見えないような高速の動きになっても。詰まるところ、人間が限定する性質や物質は常に動いている。が、人間が止まったと感じたエネルギーを物質と言っている。それは感じただけだが実際にはどのものも動いている。なにものも変化していないものは無いと言うことだ。

実はこのことを理解するのは非常に難しい。
なぜならば今まで人類はそのような考え方を持っていなかったから。
物質は固定して変化しないものと考えているから。
いや変化するにしても、それほど急激に変化するようには見えないから。

実はそうではなく、変化していないように見えるものも、それを構成するさらに小さなエネルギーの変化に維持されているというのが「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。。。」という一節の意味なのである。だからこの時代に書かれたものとしてはあまりにも進んだ概念であったと認めることができるのである。