本当のところはどうなの?のブログ

本当のところはどうなの???

北鎌上半部

北鎌のコルまで来たということで、いよいよ北鎌の上半部に突入することとなった。

そこで北鎌尾根上半部のポイントを書いてみると
① 標高2,600m地点での3mほどの岩場
② 標高2,700m付近での露岩帯の通過。踏跡が消えるが、岩場を左上する。難しくない。昔は下のダケカンバの木を跨いだり、その下を行ってザックが支えたりと大変だった。
③ 天狗の腰掛の下降から独標までのルート取り。天狗の腰掛から一旦下り登り返す。独標取り付きの手前で岩稜帯を右に巻きトラバースする箇所あり。突然踏跡が消えるので初めてだと戸惑う。
④ 独標…様々なルートは取れるが、ピークは踏んだほうがいい。けっこう独標のピークを踏まない人は多い。ほとんどの人はトラバースして独標の1つ先のコルに出てしまうようだ。でもみんな独標のピークまで戻るようなことはしていない。多分疲れていて行く気がしないのだろう。北鎌沢出合から独標まで1,000mの高度差があるから。せっかくの北鎌なのに独標を踏まないなんて僕には考えられないことだが皆さんにはどうでもいいことなのだ。おもい入れが違うのだと思う。
私見であるが、北鎌を登るほとんどの人は体力的に問題のある中高年が多いと感じる。必要以上に休みが多い。皆さん休み過ぎだ。日本のアルパインクライマーはクライミングばかりにうつつを抜かしあまり歩かないのが原因なのではないかと思う(言い過ぎか(^^ゞ)。

富士山なんかでも昔の人は富士吉田の駅から歩いていたようだ。こういう人たちからすれば、僕なんかまだまだ甘ちゃんだ。
⑤ P13付近・・・手前の下降とP13への登り。
⑥ 頂上直下・・・無理せずやさしい場所を常に選んでいけば大丈夫。

その他極端に脆い部分がある。

でもなによりも必要なのは技術力よりも体力だと思う。
僕も体力づくりしかしてません。
標高差1,500mくらいを泊まる装備を持ちながら縦走しなければならないのだから。
あとは軽量化。今回の甲斐駒の件もそうだけれど、やはり北鎌尾根は3,000m近い稜線を歩き続けるわけで呼吸が苦しくなるのは当然のこと。これは荷物の重量を減らすことで劇的に軽減できる。そしてやっぱり重い荷物で岩場を歩きたくない。岩場では怪我をしないためにも軽快感が重要だ。楽に登れたか、苦しいおもいで登れたかを決めるのは装備の重量が決め手となることが多い。