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本当のところはどうなの???

北鎌上半部⑤独標その2

さて北鎌の独標であるが、ルートはいろいろと取れるらしい。
登攀の準備さえすれば、どこでも登れるような気がする。
有名なのはトラバースルートで普通はザイル等の準備をすることなく通過できる。
冬に来たときは正面から登ったのだが、どのラインを登ったかはいまだに思い出せない。
でも一旦右側にトラバースして直上したことだけは覚えている。

トラバースルートであるが、北壁の右端までザレた踏跡を辿って行くと、庇状に突き出た岩場に突き当たる。
この部分は体を低くして歩くか四つん這いになってしまうか、それとも一段下の岩場に足場を取って行く事になる。この部分の高度感は凄い!!もしこの足場が崩れたらな~んて考えない方がいいかも。
まあ高度感を楽しんできて下さい。くれぐれも事故のないようお願いいたします。
その後は上がれるところをひたすら登っていくという感じですね。
ただし、ここの上部はザレザレの岩場なので落石注意!!です。特に手前側で上がってしまい、後続がいる場合には注意が必要。落石が後続者に直撃します。ホント石を落とすのが不可能という感じになるくらい、上部には小さな石というか砂利が堆積しています。特にチョックストンの上部は。
ただし独標のピークを踏もうとすれば手前側から上がらないと、独標と次のピークとのコルに出てしまうので気をつけた方がいいでしょう。


景色がイイ!
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北壁右端部分への登り
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独標トラバース開始部分を振り返ってみる。人がたくさん。。。
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↓独標の北壁下トラバースはこんな感じ
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↓途中に庇状の岩がトラバースの核心部。くれぐれも気を付けてね。
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↓庇岩トラバース後振り返って写真を撮ってみる。一段下の足場はわかるかな?
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↓庇岩トラバースの5mほど先に溝状の部分が現れる。慎重にここを登っていく。このルートを辿るときは後続パーティーが来ていないときにしよう。
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↓30mほど登ってみたところ。結構小さな石がたくさんある。落石だけは注意しよう。
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↓ノロノロしていたら、後続が来てしまった。アチャー!
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↓千丈沢側の眺め
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↓さらに直上していくとブッシュ帯が多くなるが、小石の数も多くなる。左下に庇トラバースを終えた人が見える。
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