本当のところはどうなの?のブログ

本当のところはどうなの???

北鎌上半部⑤独標その3

独標の北壁下トラバース後、今度は直登するのだが、大方3通りのルート取りがあるようだ。
1つは庇の岩場後の5mほど行ったところの溝状のところ、もう1つがそこから何十mか行ったところにある顕著な溝状のところ、もう1つはその先にある場所らしいが僕は登ったことがないのでその場所はわからない。最後のルートはどうも懸垂下降をしているらしい。わざわざ懸垂下降をするのならその前まで引き返せばいいと思うが、それが出来ないのだろう。
1番初めのルートは独標に出やすい。
2番目のルートは意図的に戻るようにしなければ、稜線にでてから独標に引き返す感じとなる。
3番目のルートに敢えて行く気はないが、独標と次のピークとのコルに出るらしい(あくまでも噂話)。
今回紹介出来るのは、一番目と二番目のルート取りとなる。


1番目のルートを直上していくとチョックストンの岩場に出る。ライン取りは下図の通り(赤線は見えている部分、緑線は見えない影の部分)であるが、チョックストンを左に迂回する岩場の1歩とその上のザレ場が悪い。ザレ場はホントに小石だらけで、落石をしないという意味で悪い。ザレザレの小石場は10mほど続くので、とにかく落石させないために注意しよう。
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上の写真の手前の岩場を越えると下の写真の場所に出る。チョックストンに向かって登っていく。
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チョックストンは左側を抜けていくのがいい。手掛かり、足場は限定されているので登り方も限定される。足場はけっこう小さいので緊張するかもしれない。しかし問題はその後のザレ場で、小石が堆積しているので落石させないように歩くのが相当辛い。
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↓この写真はまた元に戻ってしまうが、独標北壁下のトラバース写真。参考写真
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↓これも庇状の岩場の通過する手前部分。あとから写真を見つけたので掲載しておく。
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↓これは2番目のルートに行く手前のトラバース道。スケールが判りにくい写真であるが、参考写真として挙げておく。見た目ほど難しくはない。参考写真
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↓これも2番目のルートを通ったときの中間部の写真。こちらも中間部から上部にかけて小石や砂利が多くけっこう苦労する。ただし僕は独標のピークへ目指したためかも知れない。通常だとそのまま行くと独標と次のピークのコルに出るというので状況は違っていると思われ。参考写真。
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今回は写真が少なくて、なんとなく誤魔化してしまった。
撮ったはずのデータを捜していたが見つからなかったので誤魔化した。
まあ独標の登りはライン取りと小石との戦いといったところだろうか?