本当のところはどうなの?のブログ

本当のところはどうなの???

9月の連休に登ったときの報告-その2(1日目 独標~)

字数制限(5000字)で引っ掛かってしまいました。
新たに作る必要が出てきてしまいました。

と、言うことで独標からの続きです。

1日目:独標の途中からです。

16:13 核心部が終わればホッと一息。
残置ロープがあります。
大きな浮石がルンゼにあるので気を付けて登っていきますが、
尾根に這い上がるところの木の根はどれも枯れています。
枯れ木を掴んだまま転げ落ちないように気を付けましょう。
この場所は登り難いので木(気)を抜かずに。。。
イメージ 1


16:13 この辺は写真に撮っても何だかよくわかりませんね。
ただし下から見ていてまったく判らなかった尾根の構成が判る様になってきます。
ここから先は忠実に尾根上を行きます。
イメージ 2


16:14 尾根は左右が切れたナイフリッジ状になっています。
特に右側は相当な高度感があります。
足元だけを見るようにしましょう。
イメージ 3


16:14 ここも写真では表現しにくい部分。
近過ぎて何だかよく判りませんが、これも尾根上の部分です。
イメージ 4


16:14 一旦ナイフリッジ部分ではなくなります。
イメージ 5


16:16 その後のナイフリッジの右側は高度感抜群です。
登山者の足が写っていますがその高度感に緊張しているようです。
イメージ 6


16:17 すると行く手にどこから登れば良いのか
判らなくなるような5m程度の岩場が行く手を塞ぎます。
この岩場の欠点は多少脆いということでしょう。
先ず手で引っ張って大丈夫であることを確認してから体重を掛けましょう。
イメージ 7


16:17 同じ場所から下の方を眺めてみました。
景色がいいです。
出来ることなら独標はトラバースよりも直登する方がいいです。
景色が違います。
イメージ 8

16:22 傾斜も緩くなってきてブッシュが現れ始めます。
岩の脆くないところを選んで歩きます。
イメージ 9

16:29 独標ピーク(P10)
直登ルートの面白いところは独標ピーク前にある門を通る
ところだと思います。
本当に門があるのです。
今度登ってみる人は気を付けて見てみて下さい。
残念ながらこれも写真には撮っていません。
でも上の写真真ん中上部がそれかもしれません。

今回はここも人だらけで前のパーティーがビバークしていました。
本当はここでビバークしようと思っていたので、もしかしたら
この先ビバークサイトがないかも??なんて焦って来てしまいました。
独標には2箇所ビバークサイトがあります。
通常だと独標は巻いてしまう人が多いので、ここでビバークした人達は
この場所でビバークすることを目的で来たのだと思われます。
それにしてもショックでした。

ピークに立った時初めて槍の姿が突然現れるのも直登ルートならではでしょう。
イメージ 10


16:46 P12が目前に見えています。
今回はP11周辺でもビバークしている人がいました。
しかも尾根上の狭いところで。。。
ますます不安になってきました。
(こんなところまでビバークする人がいるのなら絶対良い場所は空いてないなあ。。。)
イメージ 11


16:49 写真中央に何か変なものが写っています。
何なのでしょう?
気味悪いです。
イメージ 12


16:49 今日のビバークサイトに到着です。
心配していたのに一番良いサイトが残っていました。
昔からこの場所が気になっていたので大満足です。
多分北鎌を登ったことのある人ならそう思うと思います。
この岩に囲まれた小さなビバークサイトは整地されていて
非常に快適です。
でも小キジの跡がありました。
ビバークサイトにキジ撃ち禁止です!!
僕が決めました(^^ゞ
イメージ 13



2日目 A.M.5:51
さて第2日目の朝です。
場所的に良かったのか夜露も付いてなかったです。
それほど寒くもなかったです。
槍ヶ岳にも陽が射してきました。
イメージ 14


6:04 大砲岩下部
大砲岩にもビバークサイトがあります。
大砲岩はこう見えてもけっこう大きな岩で下がえぐられています。
そこで雨宿りもできます。
また今まで気が付かなかったのですが、この岩はかなり被っているので
ボルダーのトレーニングにも最適です。
縦走ばかりで鈍ってしまった身体にはいいトレーニングになるでしょう。
イメージ 15


6:57 北鎌平岩
またもや何やかんや言っていたら、ここまで来てしまいました。
この岩はある意味有名です。
今は消えてほとんど見えませんが、昔ここに「ココハ北鎌平」と赤ペンキで
書かれていました。
今でも雨や霧の日などは北鎌平の良い目印となります。
イメージ 16


7:12 槍ヶ岳取り付き
この場所から傾斜が変わります。
ここに来てやっと槍ヶ岳への登り方が判ってきました。
槍ヶ岳は本当にどこからでも登れちゃうんです。
でも浮石がたくさんあるし、行き方が悪いと危ないんです。
でも最近どこから登れば安全かというのが判ってきました。

今回は後続が非常に速いペースで追いついて来ました。
相当足の速い人でした。
というか、僕が遅いだけ(^^ゞ。。。
しかも僕と同じ様に稜線伝いで登っているようでした。
これは何か言われたら嫌だなあと思い必死で歩き続けました。
僕は遅いけど休まないでも登れるので休憩を取らないで歩き続けました。
そのおかげか彼は途中で休んでしまったようでまた差が開き始めました。
良かったです。
結局彼には頂上でも会わなくて済みました。
イメージ 17


7:18 安全なルート取りをしているとこの看板を目にするはず。
でももちろんこれを目にしなくても登れちゃいます。
イメージ 18


7:18 山頂に上がる前に下を見てみましょう。
この後左に行けば上のチムニー、右に行けば易しいフェースです。
易しいけど1歩はスタンスが小さいですよ。
イメージ 19


7:26 北鎌尾根のフィナーレを飾る山頂の祠です。
ヘルメットとかガチャものとかいっぱい持っている人は山頂の登山者から
祝福の拍手を貰えるでしょう。
でも最近の傾向だと北鎌尾根自体を知らない槍ヶ岳登山者が多いみたい。
ちなみに私は拍手されたことも祝福されたこともありません。
初めてならば分るかも知れませんが、一年に1回は来ているので今更
拍手されても何て言って良いのか判りません。だから僕には拍手は
しないで下さいね。
というか、今年も来れて良かったなんて思うのかな?
今年は足腰を痛めてろくにトレーニングも出来なかったけど来れて良かったです。。。なんて。
来年はこの調子だと本当に分りませんって言っちゃおうかな?
まあさっき追いつかれそうになったけど、振り切れたので良かったですとか
言っちゃうのかもしれません。
でもやっぱり拍手はいらないです。
僕の場合は無視。それでいいです。
イメージ 20


7:53 槍ヶ岳山荘前 さっき人に追われて休憩できなかったので少し休みました。
イメージ 21


8:15 ヒュッテ大槍
今日は七倉まで帰らなければ行けません。
僕としてはまだまだ気を抜けないのです。
イメージ 22


8:42 階段(東鎌尾根)
別に遊んでいるわけではありません。待ってます。
イメージ 23


9:01 水俣乗越。ここから長い下りが始まります。
イメージ 24


9:26 河原に出る手前の部分です。
ここまでの道はけっこう悪いです。
イメージ 25


10:18 北鎌沢出合
これから登る人がいました。
水が無くなって困っていました。
イメージ 26


10:28/10:48 いつもの休憩場所。
沢靴に履き替えて渡渉開始です(まだか(^^ゞ)。
と、言うことで正解は沢靴でした。
イメージ 27


10:53 貧乏沢出合
イメージ 28


11:09 特徴のある場所。
イメージ 29


11:44 P2取付き。
やっと戻ってきましたよ~。
イメージ 30