長野県松本市の北アルプス穂高連峰で14日、東京の男子大学生(22)が行動不能となり警察に救助されました。 「疲労ですよね?」熱けいれん、経験不足…山岳遭難が急増 7割が60歳以上 7月に入り遭難者61人 遭難したのは東京都新宿区の22歳の男子大学生です。 警察によりますと、大学生は13日に友人と2人で上高地から入山し、穂高連峰の通称「パノラマルート」から涸沢を目指しました。しかし、体力不足でたどり着けずこの日は「屏風のコル」付近でビバークしました。 14日は涸沢には行かずに上高地に降りることにしましたが友人は先に下山してしまい、大学生は疲労と体調不良で行動不能になったということです。 午前9時過ぎに本人が救助を要請し、長野県警の山岳遭難救助隊員5人が出動して大学生と合流、午後5時前に登山口まで同行下山しました。疲れているもののケガは無いということです。 上高地から涸沢へのルートは梓川から横尾谷をたどるのが一般的です。パノラマコースは涸沢カールを見下ろす展望に恵まれていますがガレ場や急斜面も多く、十分な注意が必要です。
長野放送