この前行った北鎌尾根のまとめ。
登山口である七倉には1時ごろ到着。
ちょっと仮眠しようと思って起きてみたら5時。
慌てて準備をする。
七倉登山口 05:56
ダムの上 07:05
発電所 07:51
林道終点 08:09
名無小屋 08:29/08:39
湯俣温泉吊橋前 09:23
中東沢出合 10:24
千天出合 11:30
水汲み沢出合 11:55
P2取り付き 12:30
P2プラトー 13:31
P2 13:55
P4 15:44
P6 17:01
北鎌のコル 17:29
ビバーク地 17:45/05:43
天狗の踊り場 06:27
独標下 07:22
独標 07:44
北鎌平 09:35
槍ヶ岳 10:26
槍ヶ岳山荘 10:57/11:13
ヒュッテ大槍 11:44/12:16
水俣乗越 13:12/13:16
北鎌沢出合 14:55
沢靴履き替え 15:05/15:19
貧乏沢入り口 15:26
P2取り付き前 16:28
千天出合 16:53
中東沢出合 17:46
靴履き替え 18:40/18:53
湯俣温泉吊橋前 18:56
名無小屋 19:50
林道終点 20:10
発電所 20:32
ダム上 21:18
七倉登山口 22:41
前回とどの辺が変わったかということを書いておきます。
まず、僕の歩行時間が極端に長くなった。
これは体力的な問題。
北鎌尾根入り口の吊橋が修理されていた。
水俣側の流れは中東沢より下は大きく変わっていた。
今回、帰りにこの少し先の場所が核心になり危うく流されそうになりました。
真ん中は腰上くらいの深さになってます。
流されそうになったら、前方の石に倒れこめ」です。
水俣側屈曲部の少し先の硫黄尾根が崩れて、大きな岩がゴロゴロしています。
ちょうど写真の真ん中上の辺りに崩壊部が写っています。
あの場所から転がってきたのでしょう。
いったいどんなものだったのでしょう?
あと、変わった所というのはブッシュが多くなったと感じました。
特に、P3~P4。
よく掻き分けないと道が完全に隠れています。
ここは平泳ぎのような掻き分ける筋力が必要です。
そうでないと脚よりも先に上半身がバテてしまいます。
今回珍しく先行パーティー(多分一人?)がいたらしく、物好きがいるなーと関心してしまいました。
前日付いたような踏跡がずっと続いていたので、槍の頂上まで行ったものと思われます。
ホント物好きがいるもんです。こんなとこにくるなんて!!
そして今回最大の難所だったのはここ↓
P4の登りの核心部です。
今回ルートの取り方が悪かったようで(早めに左側に行ってしまった)、砂の斜面を直上するのがとても悪かったです。ここはかなり上に行くまで真ん中右側を行ってから、左側にトラバースした方がよさそうです。
とにかく砂の斜面は悪く感じます。
あとはP5のトラーバース後のルンスゼのところ。
ここも基本的に砂ですが、最近崩落があったようでルンゼ左側が崩れている。
ここは左上部の藪に逃げ込むが、逃げ込むまでがけっこう大変です。
その後のP6の登りも悪い。
ここは乾いている方が悪いです。
一般的に砂やザレは雨後の湿っている時の方が全然安定していて登り易いです。
ここはP5とP6の鞍部です。
少し整地されてます。北鎌のコルとは近い位置なのに随分山深く感じられます。
次はP7付近の尾根上にあったルートを塞いでいた岩がなくなってました。
自然にはたぶん落ちないと思うので誰かがあの岩に乗って落としてしまったのでしょう。
でもあの場所で滑落したら助からないと思います。
もし単独で来ていれば、ここで遭難している可能性大です。
上の写真は今回のもの。下の写真は数年前のもの。
そして数年前、上方から下に向って写真を撮ったもの。浮いている石があります。
写真から見ると、もしこの岩に乗れば傾斜から天上沢側に落ちることになります。
天上沢側も急な傾斜ですが、潅木が多少あります。
だからそれらの潅木で引っ掛かると思います。
とにかく誰かがこの岩に乗って岩が落ちてしまったということは事実でしょう。
北鎌上半部で独標手前のザレた急な登りは悪くなってきています。
その他はあまり変わっていません。
あと今回P14を尾根上を行こうとしたとき、尾根上の浮石に摑まり死に掛けました。
石だけ落ちて僕は残りました。
多分、以前からの地震の影響で積み重なった石が不安定な部分があります。
ここを尾根上で行かないで巻き道を行くと北鎌平の先に出てしまうので、ここは50mほど先に行ってから尾根に戻るようにした方がいいのではないかと考えます。
なぜならば石の色が変化してないので安定していると考えられるからです。
ただ単に石が積み重なっているだけの尾根なので基本的に危ないところなのです。
槍ヶ岳の頂上の北側の岩に亀裂が入ってます。
たぶん崩れてしまうと思われます。
槍ヶ岳も年々変化しているんだなあと感じます。