9月25日、富山県立山町の尖山で、66歳の男性が登山道から足を滑らせて滝壺に落ちる事故がありました。男性は首の骨を折る重傷です。 警察によりますと、25日午前11時10分ごろ、富山市でアルバイトをしている66歳の男性が、友人の50代の女性と、立山町にある標高559メートルの尖山から下山途中、登山道から足を滑らせて転落しました。事故があったのは標高およそ330メートルの地点で、男性は草が生えている急な斜面を滑り、およそ6メートル下の滝壺に落ちたということです。 およそ5分後に友人の女性が消防に通報し、その後、男性は警察と消防に救助され、ヘリで病院に運ばれました。男性は頸椎を骨折するなどの重傷です。 尖山(とがりやま)は、富山地方鉄道立山線の横江駅の東に位置し、特異な三角形の山容で地元では「とんがりやま」とも呼ばれ、気軽に山頂に立てると人気の山です。山頂からは大辻山、雄山などの山々が見渡せます。 秋山シーズンを迎え、警察などは、初心者向けの登山コースでも天候の急変や万が一に備えた装備品をしっかり整え、体調に不安がある場合は入山を控えるよう呼びかけています。
チューリップテレビ