26日午後2時45分ごろ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス・奥穂高岳の天狗(てんぐ)のコル(2835メートル)付近で、登山に来ていた大分市公園通り、無職の男性(62)から「転倒して左手を骨折した」と119番があった。天候の回復を待って27日朝から県警山岳警備隊が捜索を始め、午前11時20分ごろ、稜線(りょうせん)の約100メートル下で倒れている男性を見つけた。滑落したとみられ、その場で死亡が確認された。 高山署によると、死亡した男性は25日に1人で上高地から入山。26日は槍ケ岳の山小屋を出発して北、奥穂高岳を縦走し、西穂山荘に宿泊予定だった。
岐阜新聞社