21日、北アルプス奥穂高岳の難所「ジャンダルム」付近では男性が心肺停止の状態で発見され、その後、死亡が確認されました。その後、身元は都内の40歳医師と判明しました。
21日午前8時前、北アルプス奥穂高岳のジャンダルム付近(標高3100メートル)にいた登山者から「落石があり、人が巻き込まれたのでは」と通報がありました。
通報を受け長野県警のヘリが出動し捜索したところ、心肺停止の状態の男性を発見しました。午前9時45分ごろに救助し、松本市内の病院に搬送しましたが、死亡が確認されました。
その後、身元は東京都文京区の男性医師(40)と判明しました。
警察によりますと、通報した登山者は「落石の音」と「人の声」が聞こえたということです。
男性は登山道から外れた場所で見つかり、警察は落石に巻き込まれた可能性もあるとみて調べています。