北アルプスで縦走中の登山者の遭難が相次いでいます。 5日午前8時頃、ツアーに参加している東京都の67歳の女性が転倒してけがをしたと登山ガイドから警察に救助要請がありました。 燕岳の南の蛙岩(げえろいわ)付近の標高2650mの尾根で転んだということです。 女性は午前10時前に長野県警のヘリで救助され松本市内の病院で手当てを受けました。 女性は17人パーティーのツアー登山に参加して4日に中房登山口から入山、常念岳を経て6日に安曇野市の一ノ沢に下山する予定でした。 また、午前11時過ぎには赤岩岳の喜作新道の標高2700m付近でツアー登山の大阪府の64歳の女性が体調不良で行動不能になったとガイドから消防に通報がありました。 吐き気などがあったということで、女性は正午過ぎに長野県の消防防災ヘリで救助され松本市内の病院に搬送されました。軽症と見られています。 女性は11人パーティーのツアーに参加して4日に中房登山口から入山、槍ヶ岳などを経て7日に上高地に下山する予定でした。
長野放送