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北アルプスなどで遭難4件 けが、疲労で行動不能になるケース相次ぐ 県警「体調や技量、装備など注意を」 長野放送 2023年8月2日 水曜 午後9:37(記事転載)

連日、山岳遭難が発生しています。けがや疲労により行動不能となるケースが相次いでいて、長野県警は「体調や技量、装備など十分注意して登山するよう呼びかけています。

8月2日、北アルプス槍ヶ岳兵庫県たつの市の自営業の男性(69)が遭難しました。

男性は北鎌尾根独標付近(標高約2730メートル)で疲労と右ひざの痛みのため、動けなくなり、午後2時20分ころ、通りかかった登山者を通じて、救助要請がありました。

警察はあす3日以降、天候の回復を待って救助する予定です。このため、その場所に留まり、ビバークするよう指示しました。

男性は7月31日に単独で上高地から入山し、北鎌沢を経由して、北鎌尾根と槍ヶ岳に向けて登山中でした。遭難した現場は登山道が整備されていない上級者向けの「バリエーションルート」です。

また、北アルプス白馬岳の大雪渓付近(標高約1560メートル)で大阪府東大阪市の団体職員の女性(58)が疲労のため行動不能となりました。

2日午後3時ころ、同行者を通じて救助要請があり、約2時間半後、警察などが救助しました。疲労しているもののけがはない模様です。


中央アルプス空木岳でも遭難がありました。

1日、木曽殿山荘付近(標高約2580メートル)で東京都青梅市の運転者の男性(59)がバランスを崩して転倒、右足をけがをし、近くの山荘に宿泊し、回復を待ちました。

しかし、一夜明けても回復せず、2日午前6時過ぎ、自力で下山ができないため本人から救助要請があり、約3時間20分後、県警ヘリで救助し、その後、駒ケ根市内の病院に搬送されました。左足首骨折の重傷です。

男性は7月31日に単独で入山し、8月1日に空木岳から檜尾岳に向け登山中でした。


また、南アルプスでも、東京都葛飾区の運転手の男性(65)が遭難しました。

男性は1日から2人パーティー仙丈ケ岳へ入山し、2日、北沢峠へ下山中、5合目付近(標高約2500メートル)で疲労により動けなくなったということです。

午後6時ころ、同行者から救助要請があり、警察などが捜索しています。

長野県警は「体調や技量、装備など十分注意して登山するよう呼びかけています。