16日、富士山で救助要請のあった2人を警察の山岳遭難救助隊などが救助しました。ともに前日の夕方頃から入山し、16日に山頂でご来光を眺めて下山を予定していたとみられ、警察は「余裕のある登山計画など入念な準備をしてほしい」と呼びかけています。 16日午前6時頃 富士山の山頂付近でブラジル人の女性(25)が体調不良になったと一緒に登山していた友人から警察に通報がありました。 山岳遭難救助隊が救助活動にあたっていたところ、午前8時頃 富士宮口9合5勺付近で「目が見えなくなった」などと訴えていた男性(60)に周囲の登山客が気づき、この救助隊に救助を要請しました。 2人はブルドーザーで御殿場口新5合目まで搬送され、男性はその後 救急搬送されています。 女性は寒気を訴えていたことなどから高山病と、男性は持病が原因とみられています。 警察によりますと、それぞれ前日の夕方頃から入山し、16日に山頂でご来光を眺めて下山する「弾丸登山」だったとみられ、警察は「余裕のある登山計画など入念な準備をしてほしい」と呼びかけています。
テレビ静岡