18日午後、富士山の御殿場ルートにある山小屋から警察に通報が寄せられ、動けなくなっていた登山者の男性が救助されました。 救助されたのは、静岡県三島市から訪れていた会社員で、50歳の男性です。 御殿場警察署によりますと、18日正午過ぎ、御殿場口新6合目にある山小屋の関係者が、山小屋の前で座り込んだ男性が動けなくなっているのを見つけ、警察に通報しました。 山岳遭難救助隊員が現場に向かって男性を救助し、男性は民間のブルドーザーで下山しました。 下山後、消防の救急隊員に引き継ぎましたが、病院への搬送は必要ないと判断されたということです。 男性は、午前6時頃に新5合目(標高1440メートル)を出発して、約6時間後に新6合目(標高2590メートル)に到達し、動けなくなったと見られています。通常であれば約4時間から4時間半程度が目安のルートだということです。 しかし、18日朝、御殿場市内は発達した低気圧の影響で激しい雨となっていて、男性は、雨に打たれながら登山を続けていました。 男性の装備に問題はなかったということで、警察は「登山の際は、天候や体力を考慮していもらいたい」と話しています。
テレビ静岡