夕刊フジ / 2018年3月24日 17時1分
韓国歴代大統領の末路(夕刊フジ)
韓国でまた、大統領経験者が悲劇的末路をたどることになった。2013年まで大統領を務めた李明博(イ・ミョンバク)氏が23日未明までに、収賄などの疑いで逮捕された。現行憲法下での大統領経験者の逮捕は4人目となる。今回の逮捕は、文在寅(ムン・ジェイン)政権による「政治的報復」との見方が強い。「恨(ハン)」文化の韓国が再び、異常性を露呈した。
「誰かを恨むというより、全ては私のせいだという心情で、自責の念を感じる」
李容疑者は22日、フェイスブックに自筆のコメントを掲載した。
李容疑者は大統領在任中、情報機関の国家情報院から裏金を上納させたり、事実上所有していたとされる会社の訴訟費をサムスングループに肩代わりさせたりするなど、計約110億ウォン(約11億円)の賄賂を受け取った疑いが持たれている。
一方で、今回の逮捕は政治的報復の色合いが強い。
李容疑者は1月に側近2人が逮捕された際、「最初から私を標的としていることは明らか。政治報復だ」と文政権を痛烈に批判した。文氏も「沸き上がる怒りを禁じ得ない」とやり返した。
可哀想な国だ。