警察は不法残留の疑いで群馬県に住むベトナム人の男2人を逮捕し、山梨県内の峡東地域で相次ぐ果物の盗難事件に関与したとみて捜査する方針です。
UTYは容疑者がいたアパートの近隣住民を独自取材しました。そこでは不審な動きが目撃されていました。アパートの近隣住民:夜ザワザワしてて怖いっていう。みんなが寝るときに外出するような動きっていうことですかね。こう話すのは、ベトナム人の容疑者2人が出入りしていた群馬県のアパートの近隣住民です。
峡東地域では6月以降、収穫前のモモなどが大量に盗まれる事件が相次ぎ、県警の合同捜査本部は現場周辺の防犯カメラなどの映像を分析し不審な車を特定しました。そして果物の窃盗事件の関係先として、8月11日、群馬県伊勢崎市のアパートを家宅捜索し、不法残留の現行犯で部屋にいたベトナム国籍のグエン・ミン・トゥアン容疑者ら男2人を逮捕しました。
アパートの近隣住民:一つはワイン(色の)車。その車の中にモモがたくさん積んであった。3台とか4台の車の中にモモがたくさん入っていた。
モモがたくさん積んであったというグエン容疑者らのものとみられる車
アパート近隣の住民は、グエン容疑者らのものとみられる車の中に、過去に2度、モモが大量に入った3つの袋があるのを目撃したといいます。警察は2人が峡東地域で相次いでいる果物の盗難に関与し、他に共犯者がいる可能性もあるとみて捜査する方針です。