子供の頃から幽霊に恐怖を感じ、その恐怖感は一体何なのか?なぜ恐怖感を感じるものなのか?
いつかは幽霊と言う得体のしれない恐怖を解明してみようと思った。
自殺者の多くは自殺することにより自分を殺す事が出来ると思っている。
そしていざ自殺してみてもまだ「自分」というものが存在している。
ある時は自殺した自分の「肉体」を見たかもしれない。
肉体は死んでいるのにどうして自分は死ぬことが出来ないのか?
もしかしたら自分は透明人間になってしまったのではないか?
そしてどうして皆ここに居る自分に気付いてはくれないのか?
消したいのはこの「自分」なのにどうしてまだ残っているのだろう?
そして自分と同じように悩んでいる人に近づき、自分はまだ死んでないのでのり移るから代わりに自殺してくれないかとそそのかす。
自分を消滅させたいと思っても、それは無理な事。
なぜなら真の自分は永久に残るものだから。
本物は消えることがない。