本当のところはどうなの?のブログ

本当のところはどうなの???

今年2012年の水俣川徒渉状況

水量は普通程度で深いところで腰上まで。
午前と午後では午後の方が断然水量は多くなっている。
徒渉回数は小さいものも含めて20回程度、早く行くためには徒渉した方がいい。
ただしへつりの部分は避けて通ることが出来ない。
へつりの部分は川幅が狭いため、流れが速い。
腰程度になる徒渉は千天出合までで5か所程度だと思う。
どの程度の流れの強さかと言うと、ストックを立てようと思っても、そのストックが水圧に負けてうまく突けないくらいの流れと考えてもらえばいいと思う。
徒渉はいつ行っても憂鬱の種となる。
 
千天出合から先P2までは徒渉は無いが、水辺に沿って登った方が早い。
銚子滝から上は巻道通しで行く。
巻道は邪魔な木もあってザックが引っかからないように気を付けた方がいい。
一歩一歩確実に行くこと。
 
P2の取り付きは沢を徒渉する必要があるが、どうしても取り付きに直接行けない場合には下流の河原が広くなっているところまで戻れば問題ない。その後P2取り付きまで少し道は悪いが、歩いて行けばいい。
 
P2取り付きからP2プラトーまではかなりの急登で、特に岩場が現れてからはかなりの傾斜になるので気を付ける。
岩場の途中に木を回り込むところや、残置ロープのある岩場などは緊張するところだ。
なぜならば、岩が取れてしまいそうな気がするからだ。
実質的に木の根をホールドにする登りが多くなるが、すこしずつ枯れてきているので、それらに対して過度の信頼は命取りになるだろう。
そして核心は三級程度の岩登り。
このフェースは15m~20m程度はあるだろう。取り付きは少しだけ広くなっているので落ちればそこに着地するかもしれないと思うが、更に左側は下まで止まらないだろう。下は傾斜が少し緩くなるところまで20m程度はあるだろう。だから失敗は許されない。とにかく木の根をつなげながら登ることになる。傾斜は上に行くに従って落ちてくる。手は松脂だらけになってしまうが、枯れ根に注意して一歩一歩注意して登って行く。
 
それからしばらくは急な登りが続くが、緊張を強いられる場所はない。比較的安全な登りだ。
 
次の緊張するところはP3を下った後のP4への登りにある砂が乗っているルンゼだ。
ここも滑ったら止まれるのか止まれないのか微妙な傾斜だ。
砂地には小さなシャベルがいい。