本当のところはどうなの?のブログ

本当のところはどうなの???

相対性

宇宙にあるものは全て相対的なものであり、何かひとつのものを示して「絶対」ということは出来ない。
このことへの人類の理解はいまだにイマイチであって、世界や社会の進んで行こうとする方向は遠回りしようとしている。この遠回りをしようとしている間に戦争や数々の残虐なことが行われている。
現代社会の基本的な考え方は宗教のようにある特定のものを信じて疑わない。
真理からすればある特定のものが絶対ではあり得ない。
それがお金であり、拝金主義である。
そしてそれに付随する権力維持だろう。
今、地球での経済、流通のやり方を変えれば、食糧が足りなくなるということはない。
60億人以上いる人口でも分配すれば大丈夫なのである。
仕事も分配すればいいだけである。
それを阻止しているのは権力を維持しようとする社会構造なのである。
ある特定の人たちだけが富を得られるようにするシステムが問題なのである。
いまだに人々は騙され続け、悪いのは景気の悪化だと考えている。
実はそうではなく、やり方がまずいのだ。
景気に関してはどのようなやり方をしても習得物が破壊されるようなやり方が無ければいずれは悪くなっていくものなのだ。
私たちの近代的なやり方は最初の頃は変化出来るものがたくさんあったが、次第に変化させるものが無くなるに連れ、最初と同じやり方を続けて行くことが困難になってくる。ここ何十年かの経済状況がまさにそれで本来なら社会構造そのものを変化させなければうまくいかないところを、社会構造そのものは固定してしまい、僅かな利益を少数の限られた者だけに与えてしまうというようにしてしまった。

すべての人の仕事をする時間を半分にすれば雇用は出来る。
しかしそれをしないのはなぜか?
それをすれば誰かが優位性を保てなくなるから。
要は誰かが他の誰かより偉いと思いたいから。
そういう人たちはいつも「私はあなたがたより偉いのだ」といった自尊心を持っている。
別に根拠はない。ただ偉いと思いたいだけなのだ。
「私はあなたより優れているよ」と。

真理に到達した人間はすべては同一だと知っているだろう。
すべてが自分自身であることを知っているだろう。
そこに他は存在しないことも知っているだろう。
偉いも偉くないもすべて自分であることも知っているだろう。
そして「私」以外に存在が無いことも知っているだろう。