一体何が真理なのか?
真理はこれです、なんて便利なものはない。
真理と思ってこれこれこういうものが真理です、なんて言ったとたんに真理はどこかに行ってしまう。
真理と思ってこれこれこういうものが真理です、なんて言ったとたんに真理はどこかに行ってしまう。
例えば食品でよく真空パックみたいなのがある。
パウチされたようなくっついて空気が入っていないもの。
パウチされたようなくっついて空気が入っていないもの。
あれを両側から引っ張ってみる。
そうすると空気は入らないので引っ張られた袋は真空状態を保ちながら皺だらけになる。
そうすると空気は入らないので引っ張られた袋は真空状態を保ちながら皺だらけになる。
皺になっている部分は外から見れば「形」があるが、中身は相変わらず真空状態を保っている。
これが仏陀の言うところの「無」だと思ってみればいい。
中身は無であるが外形がある。
この場合、無は真実であり、外形は真実ではないということになる。
喩えは悪いが、一切のものはこのような無から成り立っているものなのだろう。
喩えは悪いが、一切のものはこのような無から成り立っているものなのだろう。