南アルプス茶臼岳(標高2604メートル・29日午前9時半頃)
沢に滑落して死亡が確認された登山者は、遭難した男性と確認されました。 南アルプスの茶臼岳(標高2604メートル)で一人で登山をしていた千葉県の男性の行方が分からなくなり、警察と消防が捜索したところ、29日正午頃、沢に滑落している登山者を発見しました。 静岡中央警察署によりますと、登山者が見つかったのは、茶臼岳にある横窪沢小屋(標高約1650m)付近の登山道から100メートルほど下の沢です。 周辺にリュックサックなど荷物が散らばり、倒れている男性は心肺停止状態だったということです。 静岡県警はヘリコプターで救助し、男性は静岡中央署に運ばれました。 その後、男性は死亡が確認され、身元の確認作業が進められた結果、死亡したのは千葉県四街道市に住む無職で、79歳の男性と確認されました。所持品などから特定できたということです。 男性は、25日に「茶臼岳に登山に行く」と家族に言って自宅を出て、「27日に戻る予定」と伝えていました。 26日夜は標高2400メートルにある山小屋に宿泊し、27日朝に山小屋を出たあと、連絡が取れなくなっていました。 家族からの通報を受けた警察と消防が確認すると、茶臼岳登山道の入口で男性の車が見つかり、捜索を続けていました。
テレビ静岡