26日夕方、南アルプスの赤石岳で遭難したと救助要請が寄せられました。 静岡中央警察署や静岡市消防局によりますと、26日午後、南アルプスの赤石岳付近で、2人で登山していた男性のうち1人が、何らかの理由で滑落しました。 もう1人が救助要請をしたということです。 26日、静岡市消防局は、遭難救助隊員6人が赤石岳で山岳救助訓練にあたっていて、午後4時40分頃、標高約2500mにある山小屋で救助要請の一報を受け取りました。 訓練中の隊員たちが遭難現場へと向かい、午後6時頃に男性と接触できたということです。 これまでのところ、男性に意識はあり、命に別条はない模様だということです。 赤石岳は、静岡県と長野県にまたがる標高3120メートルの山で、南アルプス国立公園内にあり、日本百名山などに選定されています。 雨で足元の状態が悪く、夜間のため、山小屋まで移動して一夜を明かす予定だということです。 静岡市葵区井川にある気象台の観測地点で、25日午後7時頃から26日午後7時頃までの24時間に降った雨の総雨量は55ミリでした。
テレビ静岡