26日夕方、南アルプスの赤石岳で遭難したと救助要請が寄せられました。 赤石岳で訓練中だった静岡市消防局の遭難救助隊員が現場へ急行して男性を救助し、山小屋で一泊した後、27日無事に搬送・救助しました。 救助された男性は、名古屋市の会社員で64歳の男性と判りました。 静岡中央警察署や静岡市消防局によりますと、26日午後、南アルプスの赤石岳付近で、2人で登山していた男性のうち1人が、何らかの理由で滑落しました。 もう1人が救助要請をしたということです。 当時、静岡市消防局の遭難救助隊員6人が赤石岳で山岳救助訓練にあたっていて、午後4時40分頃、標高約2500mにある山小屋で救助要請の一報を受け取りました。 訓練中の隊員たちが遭難現場へと向かい、午後6時頃、砲台型休憩所と呼ばれる付近で男性と接触できたということです。 赤石岳は、静岡県と長野県にまたがる標高3120メートルの山で、南アルプス国立公園内にあり、日本百名山などに選定されています。 27日早朝、警察の山岳遭難救助隊員が合流し、その後、男性を無事に搬送救助しました。 警察が、遭難事故の原因について引き続き調べています。
テレビ静岡