今年の北鎌尾根に向けて

今年も北鎌尾根に行ってみたい。
ちょうどお盆の頃がいいと思う。
この頃は水俣川の水量も少しずつ減ってきているからだ。
第一の難関はやっぱり徒渉だ。
けっこう命がけである。
そうでなくても流されたら体を石にあちこちぶつけて怪我はするはずだ。
これは実際にその流れを見てみないとわからない。
写真で見るのとは全然違う。
この水俣川を基準に考えて行動するのが一番いい。
まだ暗いうちは川底が見えないために徒渉することが出来ない。
そこで湯俣に到着する時間が決まってくる。
前回は七倉を3:55に出て湯俣には7:20頃に着いている。
お盆のころであれば、5時に湯俣に着ければそのまま徒渉出来そうだ。
そうすると、七倉を出発するのは1時半頃で大丈夫だろう。
夏でも夜中なら暑さはそれほどでもなく快適に歩くことが出来る。
また前回はﾋﾞﾊﾞｰｸ地点から頂上までは1時間35分だった。
これに疲れを考慮して2時間と見れば、頂上に1日で着くことが出来る計算になる。
つまり、

七倉　1:30
湯俣　5:00
千天出合　6:30
P2取り付き　7:30
北鎌のｺﾙ　12:30
独標　14:30
槍ヶ岳頂上　17:00

これは前回のﾀｲﾑよりも少し多めに見積もっている。
なぜならば年々体力的に問題が多くなってきているためだ。
このように計算通りであれば一日で十分頂上を目指すことは可能だ。
その先更なる目標である、上高地まで(6時間)をつなげて行くことも可能だ。
北鎌尾根はまだこれからもいろいろと目標を変えて楽しむことが出来ると思うと何だか面白くなってくる。