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ガリガリ君に逆ギレ 安倍首相“セコイ支出”に動かぬ証拠(記事転載)

「それ、ワタシ、全然知らないんでね」「いき、いきなりこんなところで突然言われてもですね」――。たどたどしい声で、目は泳ぎっぱなし。一国のトップとして情けない限りの狼狽ぶりが、ネット上でも話題を集めている。

 24日放送のTBS「NEWS23」での党首討論。テーマが舛添前都知事の「政治とカネ」に及ぶと、生活の党の山本太郎代表が安倍首相にこんな質問をブチ込んだ。

「そのセコさ、そしてそのやり方っていう部分に関しては負けず劣らずと言いますか。安倍総理もですね、たとえば、ガリガリ君というアイスクリームであったりとか、そういうものをそこ(事務所費)で支出をしていると」

 冒頭のようにオタオタする安倍首相に、山本氏がなおも追及を畳み掛けると、ついに安倍首相はブチ切れ、こう声を荒らげた。

「そんなもの政治資金で買いませんよ!」

 つくづく、息を吐くようにウソをつく人物だ。水戸黄門じゃないが、「この領収書(写真1)が目に入らぬか」と言いたくなる。

 日刊ゲンダイは昨年来、閣僚たちの「少額領収書」問題を追及してきた。政治団体の諸経費のうち、1件1万円以下の支出は収支報告書への記載義務がない。普段は国民の目に触れられぬ領収書を情報開示請求すると、デタラメのオンパレード。特にセコイ支出が際立っていたのが、安倍首相の資金管理団体で自ら代表を務める「晋和会」だ。

 ガリガリ君の領収書以外にも「動かぬ証拠」は山ほどあって、なかには安倍首相個人の私用と思える支出も出てくる。12年12月の総選挙で応援行脚の真っただ中には、トローチ(写真2)や風邪薬、ビタミン剤、マスク、カイロを次々と買い求め、すべて「事務所費」で落としていた。

 オレンジジュースへの支出も目立つ。安倍首相はサントリーの「なっちゃん」が好物で、12年11月5日には自身のフェイスブックに「なっちゃん」を飲む写真を公開。秘書が〈安倍さんキヨスクで探してました〉と書き込んでいたが、晋和会は「なっちゃん」の購入費(写真3)まで事務所費に計上していた。

 安倍首相は「個人攻撃を、答弁できないことをこういう場でするのはちょっとどうかと思いますよ!」と山本氏に“逆ギレ”したが、晋和会の代表者は安倍首相本人。自身の監督責任をタナに上げ、「知らない」「答弁できない」とはいい度胸だ。

 本紙は一連の支出について昨年1月に安倍事務所に質問状を送ったが、約1年半経っても未回答のままだ。テレビでうろたえる姿をさらす前に、いい加減、説明責任を果たして欲しい。