8月28日午前5時半ごろ標高2780m、富士山新7合目の山室で、「吐き気の症状がある」などと訴えた菊川市加茂の66歳の男性を、一緒にいた登山客が、消防に通報しました。およそ5時間後、富士宮警察署の山岳遭難救助隊5人がこの男性を救助しました。警察によりますと、男性は3回目の富士登山に挑もうと、27日午後6時ごろ、富士宮口5合目から登り始めました。ひどい雨風のため、標高3010mの元祖7合目で引き返しましたが、途中で動けなくなったということです。男性は、薄着で雨風に打たれており、うまくしゃべれないといった症状があったことから、低体温症の疑いがあるとして、警察は富士宮市内の病院に搬送しました。