本当のところはどうなの?のブログ

本当のところはどうなの???

死刑制度

僕は死刑制度には反対である。
なぜなら、どのような悲惨な事故、事件であってもそれはそうせざるを得ない状況を我々一人一人が創り出しているのであってみんなが責任を負うべき問題であるからだ。
それは事件を起こした当事者だけの問題ではないと僕は思う。
今、この社会は僕にとっては茶番劇を見ているようでひどく滑稽に思われて仕方ない。
例えば北朝鮮社会を日本人が見ているようなものだ。
僕から見れば日本人もみんなが見ている北朝鮮人に見えてしょうがない。
すべての根底に嘘偽りがあり、それを中心に世界を創っている。
そんな状況で事件が起こらないはずがない。

死刑制度を唱える人は犯罪被害を突然自分に降りかかった災難と捉えるのだろう。
悪いことをした奴は自分と同じ苦しみを味あわせてやればいい。
そんなふうに考えているのかもしれない。
仮に犯罪者に対して自分と同じ苦しみを味合わせることが出来ることになったとしよう。
そうすればあなたは犯罪者にならないのか?
犯罪者に同じ苦しみを味合わせたあなたは犯罪者ではないのか?
当然あなたも犯罪者と同じだ。なぜなら同じことをしたから。
人を殺したから、殺した人間を死刑にして抹殺するということは同罪を増やすだけである。
ただ、今の制度では死刑は被害者が行うものではなく別のものが実行する。
ところがその実行者は仕事だといえ、人を殺してもいいものなのか?
そんなのいい筈ないだろう。
なぜそんなインチキ理論がまかり通るのだろう。不思議だ。呆れてなにも言えない。

社会での決まりごとというのはみんなで作っているものであり、どの者にも責任があるということを忘れてはいけない。