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本当のところはどうなの???

元プロの野球部監督 部員12人に暴行

2018年11月14日

 名古屋市瑞穂区の名古屋経済大高蔵高校で今月9日、野球部の酒井弘樹監督(47)が部活動中に部員12人に暴行を加え、うち3人にけがを負わせていたことがわかった。同高は12日、野球部の保護者向けに説明会を開き、酒井監督とともに謝罪した。
   
 学校側の説明によると、酒井監督は9日午後6時頃、グラウンドで練習後のミーティングをしていた際、1、2年生の部員計12人の頬を殴ったり、腹部を蹴ったりした。うち3人は鼻血を出したり、頬が腫れたりするなどのけがを負ったという。
 野球部では今年5月以降、部員たちが登校時に携帯電話やスマートフォンを酒井監督らに預け、練習が終わるまでは使用しないことにしていた。酒井監督が練習後のミーティングで携帯電話などを返却する際、預けなかった12人に注意をしているうちに、暴行に発展したという。
 暴行を受けた部員の保護者が10日、同高に連絡して発覚。学校側の調査に対し、酒井監督は暴行したことを認め、「指導の過程でかっとなってしまった。部員たちに申し訳ないことをした」と話しているという。
 酒井監督は1994年、ドラフト1位でプロ野球近鉄(現オリックス・バファローズ)に入団し、阪神などを経て2002年に引退。09年に野球部監督に就任した。
 酒井監督は国語教諭で、自宅謹慎している。学校側は愛知県高校野球連盟に体罰事案として報告するとともに、酒井監督の処分を検討している。服部万寿夫副校長は「二度とこのようなことが起きないように指導したい」と話した。
2018年11月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun